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作曲の仕方、あるいは構成の話 その1 [Tips for DTM/作曲など]

作曲してみたいんだけど、何から始めたらいい?

ある程度ものごとが複雑になってきたら「何から始めるべきか?」という問題が深刻味を帯びてくる。たとえば僕も数学についてもっと知りたいな-、とか常々思うわけだけど、じゃあ何から手をつければいいの? という気持ちになって、なかなか手が着かない。そうして、何も始められないまま、時間が過ぎていく。

作曲にもそういうところがあって、最終的な完成品に近付くまでに何が必要なのか、ってのは実際にさわってみないとわからない。何から始めてもいいといわれると、かえって何もできない。楽典を買ってみてもそこに曲の作り方は書いていないわけで、それを見ても曲が作れるわけじゃない。作曲本を読んでも音楽理論について滔々と語られても、それをどう活かせばいいのかよくわからないエトセトラエトセトラ。まあ、いきなりそんな突っ込んだ話をされても…ってーのが正直なところ。

ここでは、ちょっとそういう細かい技術的な話ではないことをしたいと思う。まあ、細かいオタクっぽい話はもっと好きな人がたくさんいるので、どうぞそちらを参照されたい。

基礎:音楽は部分からできている

Q.音楽なんて、あんなに複雑なもの、到底作れる気がしないよ!

A.分解して考えてみよう。

まず理解していただきたいのは、「音楽はいくつかの部分からできている」ということ。ちょうど、普通の映画が色々なシーンからできているように、音楽も色々な部分からできている。

ある程度大きく分割できるまとまりを、ここでは「セクション」というふうに呼ぶことにしよう(ちょっと曖昧なのは、フレーズを単位にしたかったりもう少し大きなまとまりを単位にしたい場合と両方あるから)。

たいていの曲はある程度のおおきなまとまりで分割することができる。

たとえば、ポップスでも、AメロやらBメロやらサビとかいう。こいつは歌のメロディを基準に曲を分割したもので、ざっくり説明すると主なメロディ(フレーズ)が三つあって、ひとつめがAメロ、二つ目がBメロ、一番の山場がサビ(Cメロ)。

典型的なポップスによく見られる形式に次のようなものがある。

Aメロ - Bメロ - サビ - 間奏 - Aメロ - Bメロ - サビ - サビ - 終結部

出典:wikipedia

このように分割することが可能なのである。

まあ、基本原理はこれだ:

楽曲はいくつかのセクションに分けられる

音楽と文学というのは親和性が高いので、引き合いに出しやすいのだけれども、基本的に文章というのはいくつかの文からなっている。読点も句点もない文章ってーのはなかなかない。音楽も要はそういうことである。

で、これを逆に考えればこういうことになる:

楽曲はセクションごとに作られ、それらをうまく配置することで構成されている

文章は一文一文の組み合わせである。で、それらをうまく並べることで良い文章になるわけだ。ほとんどの複雑な作品も、基本的には単純な部分の組み合わせから構成されている。ちょうど、0と1の組み合わせによって色々なものが表現されているように。

さて、音楽を作る技術…作曲法というのは、それぞれ文章でいうと次の技術に相当する。

文の作り方(文法・語法):狭義の作曲法…コード・スケール・etc.

文の並べ方(文章表現):楽式論

普段作曲講座~とかで述べられているのは基本的に前者のコード進行法やら、スケールがどうたらとか。後者の楽式論というのは楽曲の構造、つまりAメロ、Bメロ…とかそういうのの並べ方についての体系のこと(皆ある程度自分なりにできるのであまり話題になることはない)。

当面は、作曲とは

フレーズを作る→組み合わせる→セクションができる

セクションを作る→組み合わせる→曲ができる

というプロセスであるという理解で良いと思う。もちろんこの理解はある意味で正しいけれど不十分である。それについては後々説明する予定。

で、これがさらに進むと、

曲ができる→曲を組み合わせる→より大きな作品(多楽章の曲・組曲)!

というように大きな作品ができるわけだ。

まとめれば、原則は小さな部品を組み合わせて大きな作品を作ること

だからとりあえず何をすればわからない人は、とりあえず、8小節とか、16小節とかぐらいの小さな曲やフレーズをたくさん作ってみるのがいいと思う。そういう「小さな」音楽をたくさん作って、文の作り方を練習するのが良いだろう。

次のステップ

Q.音楽が小さい部品からできるのはわかった。でも、なんだか全体がうまくまとまらないんだけど…?

続く予定。


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